壊滅的にモテない「鉄オタ」 しかし彼らがモテれば、社会は変わる! 日本を代表する「社会学者」の著作を読み解く

AI要約

男性の鉄道オタクについて、モテないイメージがある理由とその課題について解説が行われた。

鉄道オタクの趣味が恋愛市場で需要が低いことや、コミュニケーション能力や外見の改善が重要であることが指摘された。

宮台真司氏の恋愛論をもとに、鉄道オタクの恋愛事情について考察が行われた。

壊滅的にモテない「鉄オタ」 しかし彼らがモテれば、社会は変わる! 日本を代表する「社会学者」の著作を読み解く

 男性の鉄道オタク(鉄オタ)は一般的にモテないイメージがある――。

 当媒体は2024年5月19日、「鉄道オタクはなぜ壊滅的に「モテない」のか? 人気恋愛コンサルタントが真面目に解説する」という記事を配信した。記事を書いたのは、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行ってきた恋愛婚活コンサルタントの菊乃氏である。『あなたの「そこ」がもったいない。』『仕事にマジメなあなたが、恋に自信が持てるようになる本』といった著書もある、業界のベテランだ。

 その記事内容は、鉄オタの現状と課題を包括的に説明しており、婚活や恋活におけるその立ち位置を鋭く考察したものだった。以下、要約を箇条書きで示す。

・オタク文化は市民権を得て、隠す必要がなくなった。女性の場合、むしろアピールポイントになる。

・しかし、男性の鉄オタは恋愛市場での需要が極めて低い。女性の場合はむしろ人気がある。

・婚活の現場では競争が厳しく、マッチングが難しい。

・婚活や合コンでは、趣味の合う相手を探すことが一般的であり、趣味がデートにつながるかどうかが重要視される。

・マッチングアプリや結婚相談所では、外見や趣味などの条件が比較されるが、鉄オタは競争が激しい状況がある。

・鉄オタはコミュニケーション能力や清潔感の向上が求められ、これらが重要なアピールポイントとなる。

・自分の趣味を大切にしつつも、コミュニケーションスキルや外見の改善も重要だとされる。

 補足すると、一部のマナーの悪い鉄オタのせいでイメージが悪いというベースがあり、女性からみて鉄道関連は一緒にデートで楽しめない、デートにつながりにくい趣味なので、女性から恋愛相手に選ばれにくい。そして、鉄道にしか興味がないといった興味関心の幅が狭い人は、柔軟性に欠ける傾向があり、「雑談力」が低いということだ。

 日本を代表する社会学者で、元東京都立大学教授の宮台真司氏は、これまで折に触れて

・恋愛論

・モテ論

を説いてきた。今回はそんな宮台氏の論考をもとに、鉄オタの恋愛について考えてみたい。