7人乗りもあったよね!【元ネタはトヨタの絶版SUV!】レイトモデルSUV・ヴァンガードと、ウッディカスタムを融合!

AI要約

ウッディSUVが登場し、往年のウッディブームを知る世代にも新鮮さをもたらす

オーナーがヴァンガードをベースにアイデンティティを表現するためにカスタム

ウッディプライドの美学とムーンアイズへのリスペクトが表現された一台

7人乗りもあったよね!【元ネタはトヨタの絶版SUV!】レイトモデルSUV・ヴァンガードと、ウッディカスタムを融合!

シティクルーザーとしての

「ウッディ」 SUVが登場!

往年のウッディブームを知る世代は「なぜ今さら!?」のようで、想定外のベース選びが功を奏し、むしろ新鮮さを覚えちゃうのがこの1台。

その元ネタは、販売面でパッとしなかったトヨタの絶版SUVであるヴァンガード。

2009年の新車購入から、フツーに乗り続けてきたオーナーが、東京・武蔵野の「ソウル・アート&ロッド」に愛車を託し、今後も楽しめるアシとしてのイメチェンを図ってみたのがこのウッディSUVだ。

そのオファーでの重要項目が、都心近郊住まいのライフスタイルにマッチした「東京っぽいオトナな雰囲気」。

となると、万人的にはデカリム履きでラグジー系といったカンジだが、そんなのは逆に田舎臭いだけに絶対NG(笑)。

しかも、カスタムカーとは無縁のごく普通のクルマ好きオーナーの愛車ゆえ、日常のアシに適したアプローチとして浮上したのが、あえてのウッディ仕様ってワケだ。

手数自体は、1990年代後半のハヤリのトリビュートも同然だが、それをまるで感じさせないアメカジ的なオシャレインパクトとカブラない個性にギャフン♪

筆塗りの木目調ペイントやビンテージ風キャリア移植を筆頭とする手数の1つ1つも実に手が込んでおり、インチダウンの鉄リムでホワイトレタータイヤをムッチリ履きした足元も、ノーマル車高での自然体な疑似クラシックムードに効力を発揮。

一見、ヒネリ技ゼロを装いつつ、目線の広いカスタムフリークが思わずニヤリの確信犯メイクが実は満載なのだ。

そして、ワイルドマン石井氏が手がけた「ウッディプライド」のショーネームのレタリングからは、WOODYカスタムの不変の美学と、そしてソレを築いたムーンアイズに対するリスペクトがつい垣間みれちゃうのも、作り手のただ者じゃない力量を物語っているのでありマス。

『カスタムCAR』2016年3月号掲載

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)