特別損失21億円…井関農機、熊本で生産終了

AI要約

井関農機はコンバイン生産子会社のISEKI M&D(熊本)での生産を終了し、トラクター製品の組み立てをISEKI M&D(松山)に移管することを発表。特別損失を24年1―6月期連結決算で計上する。

希望退職者募集に伴う費用35億円は、24年12月期連結決算に計上予定。人員構成の最適化と合わせ、経営改善策を進めている。

ISEKI M&D(熊本)の土地、工場建物、設備などの帳簿価額を減額したことで、特別損失21億2800万円を計上。会社の方針転換に伴う措置を進めている。

井関農機はコンバイン生産子会社のISEKI M&D(熊本)(熊本県益城町)での生産を終了し、2026年にトラクター、エンジン生産子会社のISEKI M&D(松山)(松山市)にトラクター製品の組み立てを移管する。M&D(熊本)の土地、工場建物、設備などの帳簿価額を回収可能価額まで減額したことに伴い、24年1―6月期連結決算で特別損失21億2800万円を計上した。

また人員構成の最適化と希望退職者募集に伴う費用35億円は、24年12月期連結決算に計上する予定。