EVバッテリーの中国CATL、15億ドルのファンド計画-供給網強化

AI要約

中国のCATLは、世界最大手のEVバッテリー製造業者で、15億ドルのファンドを通じてグローバル供給網の拡大を目指している。

ドイツのメルセデス・ベンツグループや政府系ファンドへの投資を模索しており、欧州市場でのサプライチェーン拡大を見込んでいる。

ファンドの目的は、世界的なエネルギー転換を促進することであり、既に多くの投資家と話し合いを進めている。

(ブルームバーグ): 電気自動車(EV)のバッテリー製造で世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は、同社のグローバル供給網を拡大するため15億ドル(約2400億円)のファンドを始める方向で交渉中だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

この動きを最初に報じた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、CATLはドイツのメルセデス・ベンツグループのような主要顧客や政府系ファンド(SWF)に計画しているファンドへの投資を打診しているという。

新たなファンドは、欧州などの海外市場でCATLのサプライチェーン拡大に寄与する見通し。

CATLの広報担当者は、主に海外投資家から資金を集めるファンドの計画を確認。「ファンドの目的は、世界中のパートナーからの支援によって、世界的なエネルギー転換を促進する」ことだと資料で説明。

「多く」の見込み投資家と話し合いを続けているともコメントしたが、それ以上の詳細への言及は控えた。

原題:China’s CATL in Talks to Raise $1.5 Billion Supply Chain Fund(抜粋)

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