トヨタなどの米国外勢、自動車生産台数で初めてビッグスリー上回る

AI要約

米国内で外国ブランドの自動車生産量が初めて国内ブランドを上回る。これは米国内自動車産業に大きな変化が起きていることを示している。

トヨタ自動車やメルセデス・ベンツ・グループなどの外国ブランドが昨年に490万台以上を生産し、増加傾向にある一方、ビッグスリーであるGM、フォード、ステランティスはやや減少し460万台を生産した。

米国の電気自動車(EV)メーカー勢も活発であり、テスラやリビアン・オートモーティブ、ル-シッド・グループが75万4342台を生産した。

(ブルームバーグ): 米自動車市場では昨年、外国ブランドが初めて国内ブランドを生産台数で上回った。国内自動車産業に起きている大きな変化が鮮明になった。

米国外自動車ブランドのロビー団体であるオートス・ドライブ・アメリカと米国際自動車ディーラー協会(AIADA)が9日に発表したリポートによれば、トヨタ自動車やメルセデス・ベンツ・グループなど米国外ブランドは昨年に490万台余りを生産。前年から約50万台増えた。一方でゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター、ステランティス(旧フィアット・クライスラー)のビッグスリーは23年に460万台を生産。前年から小幅に減少した。

テスラやリビアン・オートモーティブ、ル-シッド・グループの米電気自動車(EV)メーカー勢は、75万4342台を23年に生産した。

オートス・ドライブ・アメリカのジェニファー・サファビアン最高経営責任者(CEO)は「国際的な自動車メーカーが全米で経済成長をけん引していることは明らかだ」との声明を出した。

原題:Foreign Carmakers Outproduce Detroit Brands in US for First Time(抜粋)

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