「泊まれるSA」ついに駐車マス増設へ 大型マス1.7倍 ただ「神構造」がなくなる!?

AI要約

NEXCO中日本は2024年7月8日、滋賀県にある名神高速の多賀SA(下り線)について、駐車マスの増設工事に着手すると発表。

駐車マスの利用実態に応じて全体レイアウトを変更し、兼用マスを増設。特に大型車向けの改善が焦点。

他にも、施設レイアウトの変更があり、それにより従来の構造が失われる可能性がある。

「泊まれるSA」ついに駐車マス増設へ 大型マス1.7倍 ただ「神構造」がなくなる!?

 NEXCO中日本は2024年7月8日、滋賀県にある名神高速の多賀SA(下り線)について、駐車マスの増設工事に18日から着手すると発表しました。

 今回は駐車マスの利用実態に応じて全体レイアウトを変更し、普通車・大型車どちらでも利用できる「兼用マス」を増設。これにより、大型車の駐車可能な駐車マスが約1.7倍(+68台)に増加するといいます。完成は2024年度内の予定です。

 また、商業施設から遠いバス優先駐車マスを廃止し、商業施設に近いバス専用駐車マスを増設。より大型のトレーラーに対応するため、トレーラーマスの長さを19mから22mに変更するとのことです。

 ただし、この改変により同SAの特徴的な構造が失われる見込みです。普通車用の「周回通路」ならびに駐車マスを廃止し、大型車が利用できる構造に変更するといいます。

 一般的なSA・PAは一方通行であり、もし満車で停められなければ退出して次のエリアを目指すしかありませんが、このエリアの普通車エリアの一部は、停められなくても「戻れる」構造となっていました。しかし、平日夜間の周回路つきの普通車エリアは、空きマスが多いようです。今回、周回路部分も兼用マスに変え、全て一方通行の通路に変更されます。

 ちなみに、ここ多賀SA下り線は宿泊可能な温浴施設「レストイン多賀」が存在。本線を横断する歩道橋を介して、上り線エリアからでも下り線施設を利用できます。