着服で懲戒解雇は元所長と元副所長…上信越道佐久料金所の57歳元所長と長野料金所の43歳元副所長、立場を利用し釣り銭の管理を部下にさせず、合わせて250万円余りを抜き取る

AI要約

上信越道料金所での現金着服事件が発覚し、NEXCO東日本の2人の社員が懲戒解雇された。着服額は合計250万円余りに上る。

元所長と元副所長が釣り銭準備金を着服し、223万円と32万円をそれぞれ着服。事実を認め全額返金した。

不正行為は2023年12月と今年4月に発覚し、立場を悪用して適切な監査を回避していたという。NEXCO東日本は再発防止策を強化している。

着服で懲戒解雇は元所長と元副所長…上信越道佐久料金所の57歳元所長と長野料金所の43歳元副所長、立場を利用し釣り銭の管理を部下にさせず、合わせて250万円余りを抜き取る

長野県内の上信越道の料金所で、現金を着服したとして、NEXCO東日本のグループ会社は社員2人を懲戒解雇しました。

着服額は、合わせて250万円余りに上っています。

中嶋記者:

「佐久料金所の元所長は、釣銭準備金の金庫と自動精算機の中から、現金およそ223万円を着服していたということです」

NEXCO東日本関東支社によりますと、懲戒解雇されたのは、いずれも釣り銭の準備金などを管理していた佐久料金所の57歳の元所長と、長野料金所の43歳の元副所長です。

佐久料金所の元所長は、2023年12月から複数回にわたりおよそ223万円を、長野料金所の担当は、4月11日と12日に32万円を着服し、2人とも事実を認め全額返金しました。

現金の不足はいずれも今年4月に発覚しました。

立場を悪用して、本来、複数で行う準備金などのチェックを部下にさせていなかったということです。

NEXCO東日本は、現金管理の適正化とコンプライアンスの推進を図り、再発防止に努めるとしています。