関電不動産開発の子会社、大阪府から建設業許可の取り消しと営業停止処分…補修工事で違法行為

AI要約

関電不動産開発のマンション管理子会社「関電コミュニティ」が大阪府から建設業許可取り消しと営業停止処分を受けた。

違法行為として主任技術者を配置しないリフォームや補修工事を実施したことが理由であり、営業停止期間は7月25日から8月17日まで。

関電コミュニティは再発防止に取り組むために建設業から撤退し、マンション管理業に特化する方針を明らかにした。

 関電不動産開発のマンション管理子会社「関電コミュニティ」(大阪市)は11日、大阪府から建設業許可の取り消しと営業停止処分を受けたと発表した。マンションのリフォームや補修工事で「主任技術者」を配置しないなどの違法行為があったためだ。

 営業停止期間は7月25日~8月17日。主任技術者を設置せずに実施した工事は2020年以降、関西を中心に141件あった。許可を得ていない業種の工事を行ったほか、営業所が大阪府以外にはないなどとする、事実と異なる許可申請も提出していた。

 関電コミュニティの斎藤裕孝・取締役常務執行役員は「コンプライアンス体制が十分に整備されていなかった。再発防止に取り組んでいきたい」と述べ、補修工事などの建設業から撤退し、マンション管理業に集中する方針を示した。