「エズミ」の江角泰俊、デザイン塾を開講 英セント・マーチン流メソッドを教授

AI要約

ファッションブランド「エズミ(EZUMI)」の江角泰俊デザイナーがクリエイター向けの私塾「ディレクリエイティブ(DIRECREATIVE)」を開講。

同塾は、デザインデベロップメントの方法とプレゼンテーション方法を教授するクリエイター向けの私塾。

第一期のプログラムでは、スケッチブックメソッドをベースにデザイン構築を学ぶ。

「エズミ」の江角泰俊、デザイン塾を開講 英セント・マーチン流メソッドを教授

ファッションブランド「エズミ(EZUMI)」の江角泰俊デザイナーはこのほど、クリエイター向けの私塾「ディレクリエイティブ(DIRECREATIVE)」を開講する。現在、第一期の受講生を募集中で、希望者は専用のウエブページから応募することができる。締め切りは7月15日。

同塾は、デザインデベロップメントの方法と、それを他者に論理的に伝えるためのプレゼンテーション方法を教授することに特化したもの。自身のクリエイションを発展させたいと考える全ての人に門戸を開いており、プロのファッションデザイナーからデザイン未経験者、他業種で勤務する人まで受講可能だ。

江角デザイナーは、ファッションの名門校として知られるイギリスのセント・マーチン美術大学を卒業し、複数のファッションハウスで経験を積んだ後、2010年の秋冬シーズンに自身の名を冠した「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」(18年秋冬シーズンから現在のブランド名に変更)を立ち上げた。「ディレクリエイティブ」では、江角デザイナーが学生時代に習得した、同校式の“スケッチブックメソッド”というデザイン構築メソッドをベースに指導を行う。ファッションデザインだけではなく、建築家、ジャーナリスト、脚本家、グラフィックデザイナー、SNSインフルエンサーなど、ビジュアルがあるクリエイションに対して有効な方法だという。

具体的に受講者は、ドローイングや写真撮影などによって収集した素材をスケッチブックにコラージュしながら、自身のテーマや作品のコンセプトを視覚化させる。スケッチブックの内容が深化することに伴い、デザインも同時に洗練していき、作品が完成する段階では、クリエイションに関する説明を論理立てて行うことができるようになる。

第一期のプログラムは7月中旬から開始予定。受講生は全8回の基本講義を通して、ディレクションやテーマ設定、コンセプトの創造、デザインの発展方法を学ぶ。受講料は一般33万円、学生22万円。