リニア、長野で協議会 JR東海、工事状況説明

AI要約

長野県や地元経済界がリニア中央新幹線建設促進協議会を開催し、リニアの開業時期の明確化や地域振興への取り組みを求める決議をした。

JR東海のトンネル工事が最大4年遅れる見込みがあることが明らかになり、早期開業を目指して取り組む姿勢が語られた。

工事の安全や環境保全、地域との連携が重視され、2030年夏の舗装完了を目指して全力で活動する考えが示された。

 長野県や地元経済界などでつくる「リニア中央新幹線建設促進長野県協議会」は9日、駅が設けられる予定の飯田市で総会を開き、リニアの開業時期の明確化や地域振興への積極的な取り組み、地域住民の信頼確保などを求めることを決議した。

 JR東海の出席者からは県内の工事状況について説明があった。

 同社は6月、同県大鹿村のトンネル工事が最大で4年遅れ、舗装完了が2030年夏となる見込みを明らかにしていた。水野孝則副社長は総会で「工事の安全、環境の保全、地域の皆さまとの連携を重視し、早期開業を目指して全力で取り組んでいく」と話した。