リニア新幹線の開業遅れでまちづくりや観光などに影響…JR東海へ金銭的負担も含めた「地域振興への積極的な取り組み」求める要請書を提出へ

AI要約

リニア中央新幹線の開業予定が大幅に延期される見通しとなっており、地域の協議会がJR東海に対し要請を行うことを決定した。

延期された開業時期にも関わらず、地域振興や活性化の取り組みを止めないよう、リニア中央新幹線建設に取り組む意向が示された。

JR東海には開業時期の明確化や地域振興に向けた積極的な取り組みが求められており、要請書の提出が計画されている。

リニア新幹線の開業遅れでまちづくりや観光などに影響…JR東海へ金銭的負担も含めた「地域振興への積極的な取り組み」求める要請書を提出へ

2027年の開業予定が大幅に延期される見通しとなっているリニア中央新幹線。

長野県や市町村で作る協議会はJR東海に対し、地域づくりに積極的に取り組むことなどを求める要請を行うことを決めました。

県や市町村などで作るリニア中央新幹線の建設を進める協議会は9日、飯田市で総会を開きました。

阿部守一知事:

「リニア開業時期が延びる期間にあっても、地域振興・地域活性化の取り組みを止めることがないように、しっかり取り組んでいかなければならないと思っている」

リニア中央新幹線についてJR東海は、静岡県の区間が未着工であることなどから、当初2027年としてきた開業予定の延期を明らかにしていて、開業は早くても2034年以降となる見通しです。

協議会では、リニア開業の遅れが、沿線・周辺自治体のまちづくりや、観光・産業振興へ影響する可能性を指摘。

JR東海に対して、早期の開業と開業時期の明確化を求めるとともに、金銭的な負担も含めた「地域振興への積極的な取り組み」などを求める、8項目の要請を行うことを決めました。

10月をめどに、阿部知事や飯田市の佐藤市長などがJR東海を訪れ、要請書を提出する方針です。