きらやか銀行、244億円の赤字で川越浩司頭取が引責辞任…後任に西塚英樹取締役

AI要約

きらやか銀行の川越浩司頭取が辞任し、後任に西塚英樹取締役が就任する人事が発表された。

川越氏の辞任は、きらやか銀の巨額の赤字計上に伴うもので、じもとHDは国の管理下に置かれている。

西塚氏は山形市出身で、きらやか銀で長く経験を積んだ後、取締役に就任した。

 「じもとホールディングス(HD)」(仙台市)は9日、傘下のきらやか銀行(山形市)の川越浩司頭取(60)が辞任し、後任に西塚英樹取締役(52)が就任する人事を発表した。川越氏はじもとHDの会長も辞任する。いずれも9月の予定。

 川越氏の辞任は、きらやか銀が2024年3月期連結決算で244億円の赤字を計上した責任を取るもの。じもとHDはその後、実質的に国の管理下に置かれている。

 西塚氏は山形市出身。1995年に山形大を卒業し、合併前の殖産銀行(当時)に入った。2007年のきらやか銀誕生後は、福島支店長や執行役員経営企画部長などを歴任。24年6月、取締役に就任した。