ダイハツにリコール指示 型式指定取り消しの3車種 国交省

AI要約

国土交通省はダイハツ工業の認証不正問題でリコールを指示した。

安全基準に適合しないトラックタイプの商用車3車種が対象となり、計5車種がリコールとなった。

ダイハツの副社長は速やかな対応を約束し、全ての確認試験を終えたことが明らかになった。

 ダイハツ工業の認証不正問題で、国土交通省は25日、大量生産に必要な国の認証「型式指定」を取り消したトラックタイプの商用車3車種について、リコール(回収・無償修理)を指示した。

 確認試験の結果、安全基準に適合していないと分かったという。一連の問題でリコールになったのは計5車種になった。

 ダイハツの星加宏昌副社長は同日、オンライン記者説明会で「できるだけ速やかにリコールの措置をしていきたい」と述べた。

 国交省は、ダイハツで不正が判明した45車種とエンジン4機種について順次確認試験を進めてきたが、同日で全ての確認を終えた。

 国交省とダイハツによると、対象はダイハツ「グランマックス」、OEM(相手先ブランドによる生産)供給しているトヨタ自動車「タウンエース」、マツダ「ボンゴ」の3車種計約2万3000台(2020年9月~23年12月製造)。火災防止の安全基準に違反し、追突された際にバッテリーが定位置からずれる不具合が見つかったという。