電気代の補助額、8~9月は4円、10月は2.5円 経産省が公表

AI要約

経済産業省は、家庭向け電気料金の負担軽減策を発表しました。8~9月は1キロワット時あたり4円、10月は2.5円の補助額で、標準世帯の使用量では夏季は1600円、10月は1千円安くなります。

都市ガスとガソリンにも補助が行われることになり、財政負担が必要になります。都市ガスの補助は8~9月が1立方メートルあたり17.5円、10月が10円です。

斎藤健経産相は、この対策が年末までの消費者物価に効果をもたらすことを強調し、8~9月分は酷暑への対策として重点化すると述べました。

電気代の補助額、8~9月は4円、10月は2.5円 経産省が公表

 経済産業省は28日、家庭向け電気料金の負担軽減策について、8~9月使用分の補助額を1キロワット時あたり4円、10月は2.5円にすると発表した。標準世帯の使用量(400キロワット時)では、8~9月は1600円、10月は1千円安くなる。岸田文雄政権は「酷暑対策」とするが、夏に需要が減る都市ガスも対象で、ガソリンの補助も含めると、巨額の財政負担が必要になる。

 都市ガスの補助は8~9月は1立方メートルあたり17.5円、10月は10円に決めた。ガソリン補助も年内に限り継続するが、「段階的かつ円滑な終了」をめざすとした。

 斎藤健経産相はこの日の会見で、こうした対策について「年末までの消費者物価への十分な効果も念頭に置いた」と説明。8~9月分は「酷暑を乗り切る観点から重点化する」と述べた。