データでみる訪日外国人の滞在が急上昇した地域、2024年春のトップは南足柄市で32倍、早咲きの桜に注目

AI要約

訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリの利用状況から、2024年春に増加している地域の分析結果が発表された。

上昇率トップは神奈川県南足柄市で、桜の名所である一の堰ハラネでの滞在が多いことが確認された。

福井県勝山市や三重県鈴鹿市など、各地域での滞在が増加している要因や理由が明らかになっている。

データでみる訪日外国人の滞在が急上昇した地域、2024年春のトップは南足柄市で32倍、早咲きの桜に注目

ナビタイムジャパンは、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」の利用状況から、2024年春に訪日外国人旅行者の滞在が増加している地域の分析結果を発表した。

それによると、上昇率トップは神奈川県南足柄市で、2023年の滞在数から32倍増加した。2位は福井県勝山市で24倍増。以下、三重県鈴鹿市、大分県宇佐市、沖縄県今帰仁村が続いた。

1位の南足柄市を分析すると、桜の名所「一の堰(いちのせき)ハラネ」での滞在が多いことが確認できた。3月中に開花する早咲きの桜「春めき」の注目が高まったと分析している。

また、勝山市では、2023年7月にリニューアルされた福井県立恐竜博物館や、越前大仏で有名な大師山清大寺での滞在が増加。

鈴鹿市は、今春初めてF1日本グランプリが開催されたことから、鈴鹿サーキット周辺に集中。特に名古屋で多くの滞在が確認でき、中部国際空港からのアクセスのよさ、鈴鹿サーキットへの臨時特急の運行などの利便性の高さが後押ししたと分析している。

このほか、桜をきっかけとした来訪では奈良県高取町が1.7倍増。4位の宇佐市では、九州自然動物公園・アフリカンサファリでの滞在が多いことがわかった。