5月外食売上高6.3%増 円安効果、訪日客押し上げ

AI要約

日本フードサービス協会によると、5月の外食産業売上高は前年同月比6.3%増加し、訪日客の増加が全体の売り上げを押し上げた。

円安を背景に外国人旅行者の来店が増えており、観光地全体で外国人の訪問が増加していると報告されている。

業態別には、ファストフード、ファミリーレストラン、ディナーレストラン、喫茶がそれぞれ売上高を伸ばしており、特にファミリーレストランは人気アニメやテレビ番組のコラボが効果的だったとされている。

 日本フードサービス協会が25日発表した5月の外食産業売上高(新規店を含む全店ベース)は、前年同月比6.3%増加した。

 訪日客の売り上げが増え、全体を押し上げた。全国の観光地では業態を問わず、円安を背景に外国人旅行者の来店が増えているといい、同協会は「円安が続く限り、この傾向は変わらない」とみている。

 業態別には、ファストフードが6.1%増。外国人の団体客が増加したほか、モバイルクーポンなどの販売促進策が寄与した。ファミリーレストランは7.0%増で、人気アニメとのコラボやテレビ番組の企画が集客につながった。ディナーレストランは3.3%増で、法人利用の回復が鈍い中、訪日客の伸びが補った。喫茶は7.9%増加した。