23年度の税収、過去最高更新へ 2年連続で70兆円台を確保

AI要約

2023年度の国の一般会計の税収が、4年連続で過去最高を更新する見通しであることがわかった。好調な企業業績に支えられ、法人税や所得税が伸び、2年連続で70兆円台を確保する。

23年度は、前半の伸びが低調だったが、記録的な円安ドル高を背景に、製造業などで5月分の法人税収が大きく伸びる見通しになった。海外事業のもうけが円換算でふくらんだためだ。

23年度の税収、過去最高更新へ 2年連続で70兆円台を確保

 2023年度の国の一般会計の税収が、4年連続で過去最高を更新する見通しであることがわかった。好調な企業業績に支えられ、法人税や所得税が伸び、2年連続で70兆円台を確保する。毎年度の税収は、3月期決算企業の法人税などが固まる5月分を加えたうえで、財務省が7月に発表する。

 23年度は、企業グループの納税方法を変更した影響などで、前半の伸びは低調だった。4月末時点では前年同期を2兆円下回る59兆5193億円だったが、記録的な円安ドル高を背景に、製造業などで5月分の法人税収が大きく伸びる見通しになった。海外事業のもうけが円換算でふくらんだためだ。