香港発の越境ECサービス「Buyandship」、本田圭佑氏のファンドなどから600万ドル調達

AI要約

香港発の越境電子商取引(EC)サービス「Buyandship」がシリーズBの追加ラウンドで600万ドルを調達。

2023年には16億円の資金調達を達成し、世界の消費者にショッピング体験を提供。

BuyandshipはAIを活用した価格比較機能の開発を加速し、成長を目指す。

香港発の越境ECサービス「Buyandship」、本田圭佑氏のファンドなどから600万ドル調達

香港発の越境電子商取引(EC)サービス「Buyandship」がこのほど、シリーズBの追加ラウンドで600万ドル(約9億6000万円)を調達した。今回の出資は、東南アジアのベンチャーキャピタルAltara Venturesが主導し、元サッカー日本代表の本田圭佑氏率いる個人ファンドKSK Angel Fund、台湾のAVA Angelsおよび米Venture Universityが参加した。

Buyandshipは2023年9月、日本の官民ファンドである海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)が主導するシリーズBで1000万ドル(約16億円)を調達しており、シリーズBの調達額は累計1600万ドル(約25億6000万円)となった。

2014年に設立されたBuyandshipは、外国のECプラットフォームで購入した商品の国際転送や代理購入などを通じ、世界の消費者にシームレスなショッピング体験を提供している。現在は、香港や台湾、日本、フィリピン、シンガポール、マレーシアなど12カ国・地域向けにサービスを展開。対象地域のユーザーは、米国や英国、日本、韓国、オーストラリア、イタリア、カナダなどを拠点とする複数のECサイトで気軽にショッピングすることが可能になる。

同社は今後、人工知能(AI)による価格比較機能の開発を加速し、2倍以上の成長を目指す方針だという。

*1ドル=約160円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)