米CB消費者信頼感6月、100.4に低下 1年後インフレ期待が改善

AI要約

米国の消費者信頼感指数が前月比で低下したものの、労働市場に対する楽観的見方やインフレ期待の改善が見られた。

信頼感指数は狭いレンジ内にとどまりつつも、労働市場の強さが将来への懸念を上回ったとの見方が示された。

ただし、労働市場が悪化すれば信頼感が弱まる可能性もあるとの警告も出された。

米CB消費者信頼感6月、100.4に低下 1年後インフレ期待が改善

[25日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が25日に発表した6月の米消費者信頼感指数は100.4と、5月の101.3(前回発表の102.0から改定)から低下した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は100.0だった。

ただ、労働市場については楽観的な見方が示されたほか、向こう1年間のインフレ期待も若干改善した。

CBのチーフエコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「信頼感指数は低下したが、過去2年間の狭いレンジ内にとどまった。現在の労働市場の見通しの強さが将来への懸念を上回った」と述べた。しかし「労働市場が大幅に悪化すれば、次第に信頼感が弱まる可能性がある」とも指摘した。

12カ月先のインフレ期待は5月の5.4%から5.3%に低下した。