“キャッシュレス派”が65%に増加、QRコード決済の利用率は68%で過去最高【インフキュリオン調べ】

AI要約

インフキュリオンが実施した「決済動向2024年上期調査」によると、キャッシュレス派の割合が増加しており、コード決済アプリの利用が拡大していることが分かった。

調査では、コード決済アプリの利用率が過去最高値に達し、PayPayや楽天ペイなどが人気を集めていることが明らかになった。また、タッチ決済も一部の利用者に浸透している。

さらに、業種ごとの決済傾向も明らかになり、家電量販店や衣料品店などでキャッシュレス決済比率が高い一方、病院や処方薬局では現金比率が高いことが分かった。

“キャッシュレス派”が65%に増加、QRコード決済の利用率は68%で過去最高【インフキュリオン調べ】

インフキュリオンは、「決済動向2024年上期調査」を実施した。全国の16歳~69歳男女20,000人を対象に、キャッシュレス決済の利用状況などを調べている。

 

まず、現金派とキャッシュレス派のどちらに当てはまるかを聞くと、65%が「キャッシュレス派」と回答し、昨年同時期の調査と比較すると4ポイント増加していた。

また、1年前と比べて決済方法に変化はあるかを聞くと、59%が「コード決済アプリの利用が増加した」と答えた一方で、39%は「現金の利用が減少した」と回答した。消費者の生活の中に、キャッシュレス決済が浸透しつつあることがうかがえる。

 

続いて、利用している決済手段を聞くと、「コード決済アプリ」の利用率が過去最高値の68%まで伸長した。

利用している決済カードやアプリとしては、「PayPay」の利用率が51%となり、前年に引き続き1位に。また、「楽天ペイ」が利用率23%と前回調査より3ポイント増加し、4位にランクインした。一方で、3位の「交通ICカード」や5位の「WAON」は微減となった。

 

タッチ決済を利用したことがあるかという質問では、クレジットカード利用者では50%、デビットカード利用者では35%が、タッチ決済を日常的に利用しているという結果になった。

また、各業種における決済手段について聞くと、キャッシュレス決済比率が高い業種は1位が「家電量販店」、2位が「衣料品店」、3位が「百貨店」となった。一方で、現金比率が高い業種は1位が「病院」、2位が「処方薬局」、3位が「美容サービス」だった。2年前の同期比では、全業種でコード決済の利用率が増加している。

 

・【調査手法】インターネット調査

・【調査地域】日本国内

・【調査対象者】16~69歳男女

・【対象人数】20,000人

・【詳細調査対象者】824人(8カテゴリ毎103人、勤労状況・世帯年収・生計上の立場(扶養者・被扶養者)の3観点を組み合わせた8カテゴリに属する調査対象者から各カテゴリ103人ずつ無作為に抽出)

・【調査期間】2024年4月5日(金)~4月7日(日)