LINEヤフー、情報流出を謝罪 株主総会で社長、企業統治強化へ

AI要約

LINEヤフーは18日に株主総会を開催し、個人情報流出問題に関する謝罪とネイバーとの資本関係見直しについて言及した。

慎ジュンホ氏が代表取締役を退任し、経営と執行の分離を進め企業統治を強化する方針を示した。

株主からは経営責任者に対する不安や今後の方針に関する要望が寄せられた。

 LINEヤフーは18日、都内で定時株主総会を開いた。通信アプリLINEの個人情報流出問題に関し、出沢剛社長は「多大なるご迷惑をおかけしている」と謝罪した。韓国IT大手ネイバーとの資本関係見直しについては「現時点で決まった事実はない」と述べるにとどめた。

 ネイバー出身で「LINEの生みの親」とも呼ばれる慎ジュンホ氏は、今回の株主総会をもって代表取締役を退任、取締役会は社外取締役が過半数を占める構成となった。経営と執行の分離を進め、企業統治を強化する狙いがある。

 株主からは「経営責任者として今後の道筋を明確に示してほしい」「行政指導を受けたことに不安を感じる」との声が上がった。