フラワーパークの元指定管理者 個人情報を不正に営業利用

AI要約

県が発表した情報によると、ぐんまフラワーパークの指定管理者が不正に個人情報を利用していたことが明らかになった。

違法行為は2006年から昨年まで続いており、約9700人分の情報が不正に保有されていた。

県は被害者に謝罪し、再発防止策を強化するとしている。

フラワーパークの元指定管理者 個人情報を不正に営業利用

指定管理者として「ぐんまフラワーパーク」の運営を行っていた企業が年間パスポートの購入者情報などを不正に自社の営業促進に使っていたと県が発表しました。

個人情報を不正利用していたのは、2006年から去年まで指定管理者として「ぐんまフラワーパーク」の運営を行っていた前橋市柏倉町の「ぐんまフラワー管理」です。群馬県の発表によりますと、ぐんまフラワー管理は、年間パスポートの購入者や園内のガイドボランティアが登録していた住所や氏名、生年月日などの個人情報あわせておよそ9700人分を指定管理者の契約終了後も保有していました。

契約終了後は、県へ引き渡す取り決めでしたが、フラワー管理ではこの情報を自社が市内で運営するレストランの営業案内のハガキの送付に流用したということです。県では、ハガキを受け取った人から情報提供を受け不正利用を確認しハガキの回収やデータの消去を行ったということです。なお、フラワー管理から第三者への個人情報の流出は確認されていません。

県では、はがきを受け取った人に文書で謝罪するとともに契約の終了後は個人情報を確実に回収するなど再発防止を徹底するとしています。