6月はサマーインターンの試験 伝えたいことを伝えるため、やるべきこととは プロが指南 就活の極意

AI要約

大学生に向けたサマーインターンシップの選考対策について紹介。

甘い考えは禁物で準備が重要。

対策をする際にはアウトプットの意識も大切。

6月はサマーインターンの試験 伝えたいことを伝えるため、やるべきこととは プロが指南 就活の極意

企業で実際に働いている人から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、仕事や企業、業界、社会への理解を深めることができるインターンシップ。明確な時期の定義はありませんが、学校の夏休み期間に当たる8、9月ごろに実施されるものを「サマーインターン」と呼ぶ場合が多いようです。そして、インターンシップが開催される1カ月~2カ月前にインターンシップへのエントリーや参加するための試験が行われるため、6月はサマーインターンに参加するためのエントリー・試験期間になります。

◆甘い考えは禁物

インターンシップは大学のキャリアセンターからも参加することを促されるため、応募する学生は多いのですが、この時期は多くの学生が「対策といっても何をしたらいいの?」という状況のため、選考過程で落ちてしまう学生が大半です。

また、インターンシップに参加する意義を見いだせないままインターンの準備を進めたり、インターンには参加できるだろうと甘く考えたりして、「選考対策」がおろそかになっている学生が多々見受けられます。「インターンシップの選考は受からない」がこの業界の常識です。仕事や企業、業界、社会への理解を深める機会を逃さないように、自分自身の課題を明確にして、解決に向けて意欲的に動きましょう。

◆アウトプットの意識も重要

さて、インターン選考に向けた対策ですが、エントリーシートに関しては、自分の手でしっかり書くことはもちろん、客観的に添削してもらうことでほとんどの学生が一定レベルの水準に達することが可能です。また近年では、人工知能(AI)を使ってウェブ上で自己PRや志望動機を自動生成するサービスが急増しています。そのため、短期間でもこれらを活用することでES作成の効率を上げることが可能となっております。

しかし、インターンシップの選考はエントリーシートだけではありません。一般常識や学力を試す筆記試験もあります。人とのコミュニケーション能力が問われるグループディスカッションや面接の対策に関しては、シチュエーションによって対応の仕方が変わるため、エントリーシートと比べると対策が難しくなります。特に面接試験では、同じ内容を話しても面接官によって受け取り方や評価が変わるため、正解が分からなくなってしまうことが多々あります。そのため、インプットだけでなくアウトプットに割く時間をつくることも必要となります。

このような選考を突破するためには〝準備〟が必要となります。例えば、面接では「結論から、端的に、分かりやすく」というのが基本ですが、何を伝えたいのかが定まっていなければ基本を取り入れることは難しくなります。