「骨太の方針」原案“デフレ完全脱却”目指す 労働市場改革や省人化投資など

AI要約

政府が経済財政運営の基本指針である「骨太の方針」の原案を示し、賃上げ定着や持続可能な経済社会構築を目指すと述べた。

原案では2025年以降も物価上昇を上回る賃上げを実現し、デフレからの完全脱却を目指す方針を掲げている。

経済再生相は新しい経済を作る政策を打ち出し、日本経済を新しいステージに上げるための取り組みを強調している。

「骨太の方針」原案“デフレ完全脱却”目指す 労働市場改革や省人化投資など

賃上げ定着などの施策が盛り込まれた政府の経済財政運営の基本指針である「骨太の方針」の原案が示された。

岸田首相は「人口減少、少子化が進む中でも豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会を構築していかなければなりません」と述べました。

政府が4日に行われた経済財政諮問会議で示した「骨太の方針」の原案では、「2025年以降も物価上昇を上回る賃上げを定着させ、デフレからの完全脱却を目指す」としています。

具体的にはリスキリングなどを通じた労働市場改革や、省人化の投資促進などに取り組み実現することを掲げています。

新藤経済再生相は、4日に出演したBSフジ「プライムニュース」で、「これまでの延長ではない新しい経済を作る思い切った政策を骨太の方針の中で打ち出して、日本経済を新しいステージに上げる」などと強調しました。

「骨太の方針」は、6月中に閣議決定される予定です。