骨太の方針、21日にも閣議決定の見通し=関係筋

AI要約

政府が骨太の方針を閣議決定する見通しであることが明らかになった。

今年は自民党総裁選を控え、大規模な新政策の議論は盛り込まれない見通し。

骨太の方針では、2025年度の基礎的財政収支黒字化目標や歳出効率化の新枠組みが論点となる。

骨太の方針、21日にも閣議決定の見通し=関係筋

Yoshifumi Takemoto

[東京 3日 ロイター] - 政府が現在検討中の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」を21日にも閣議決定する見通しであることがわかった。複数の政府・与党関係者が3日までに明らかにした。

骨太の方針は翌年度の予算案への反映を目指し、毎年夏に政府が策定するが、関係者によると、今年は9月に自民党総裁選を控え政局の行方が不透明なことを反映し、大規模な予算措置を伴う新たな政策の議論は盛り込まれない見通し。政府側は今週に骨子、来週にも原案をそれぞれ経済財政諮問会議で提示し、与党内の議論を経て21日に決定するシナリオとなる。

骨太方針では、財政・金融政策をめぐって、2025年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)黒字化目標や歳出効率化を進めるための新たな枠組みなども論点となる。