韓国、「耐え難い措置で対抗」と警告 北朝鮮の汚物風船、さらに飛来も

AI要約

韓国統一省は北朝鮮が汚物風船を放ったことに対し警告を発表。北風が吹く6月1日から風船が飛来する可能性に警戒。

北朝鮮は非常識な挑発行為を続け、韓国政府は決して座視しないと強調。

北朝鮮の汚物風船は韓国各地に落下し、金与正朝鮮労働党副部長は汚物を誠意の贈り物と主張。

 【ソウル時事】北朝鮮が動物のふんやごみを付けた大量の「汚物風船」を韓国に向けて放った問題で、韓国統一省は31日、声明で「やめなければ北朝鮮が耐え難い措置を取る」と表明し、対抗措置を警告した。

 韓国軍は北風が吹くと予想される6月1日から、風船がさらに飛来する可能性があると警戒している。

 統一省は声明で「北朝鮮はわれわれに向け非常識で非理性的な挑発行為を続けている」と批判。「こうした挑発は北朝鮮の体制の水準を自ら世界に示すものだ」と指摘し、「政府は決して座視しない」と強調した。

 北朝鮮は28日から大量の汚物風船を韓国に飛ばした。風船はソウルの在韓日本大使館が入居するビルを含む各地に落下し、軍などが回収に追われた。金与正朝鮮労働党副部長は談話で「汚物は誠意の贈り物だと思って拾い集めるべきだ」と主張した。