米GDP、1.3%増に下方修正 個人消費引き下げ 1~3月期

AI要約

米商務省が1~3月期の実質GDPの改定値を発表し、前期比1.3%増となり、個人消費の引き下げによる下方修正が行われた。

7期連続のプラス成長ではあるものの、前期から大きく減速したGDPの伸びが示され、米景気に陰りが見え始めている。

個人消費が下方修正された一方、設備投資と住宅投資は上方修正になり、景気の底堅さが示された。

 【ワシントン時事】米商務省が30日発表した1~3月期の実質GDP(国内総生産)の改定値は、季節調整済み年率換算で前期比1.3%増となり、速報値(1.6%増)から下方修正された。

 個人消費の引き下げを反映した。

 GDPの伸びは7期連続のプラス成長だったものの、前期(3.4%増)から大きく減速。米景気の勢いに陰りも見えてきた。

 GDPの約7割を占める個人消費は2.0%増(速報値2.5%増)に下方修正。一方、設備投資と住宅投資はそれぞれ上方修正され、景気の底堅さを示した。