米地区連銀経済報告、成長「わずか、ないし緩やか」-物価により敏感

AI要約

米連邦準備制度理事会(FRB)が29日公表した地区連銀経済報告によれば、米経済はわずかな、ないし緩やかなペースで拡大したと報告されている。個人消費は物価上昇の影響で抑制された。

ベージュブックは小売り支出が微増にとどまり、裁量支出の減少や価格への敏感さが影響していると指摘。先行き不透明感が高まり、全体的な見通しはやや悲観的との報告もある。

雇用は8地区でわずかなペースで増加し、緩やかな伸びを見せたとされる。

(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)が29日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、米経済が4月上旬以降に大半の地域で「わずかな、ないし緩やかな」ペースで拡大したと指摘した。個人消費は物価上昇の影響で抑制されたという。

ベージュブックは「小売り支出は横ばいから微増となった。裁量支出の減少に加え、消費者が一段と価格に敏感になっていることを反映した」と報告。「先行き不透明感が高まり、下振れリスクが高まる中、全体的な見通しはやや悲観的になった」と記した。

雇用は12地区のうち8地区でわずかなペースで増加し、「雇用はごくわずかに、ないし小幅に増加した」と報告された。

原題:Fed’s Beige Book Points to Modest Growth in US Economy, Prices(抜粋)

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