米、大規模作戦「確認せず」 ラファ攻撃は「限定的」

AI要約

米国政府はイスラエル軍のガザ攻撃に関して、大規模な地上作戦は行われていないと述べた。

イスラエル軍は引き続きラファで攻撃を続けており、バイデン政権は避難民密集地域への大規模な作戦に反対している。

国防総省もイスラエル軍の作戦規模は限定的であると強調している。

 【ワシントン時事】カービー米大統領補佐官(広報担当)は28日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへのイスラエル軍の攻撃に関し、大規模な地上作戦は「現時点で確認されていない」と述べた。

 ただ、イスラエル軍の動向を注視していると強調した。

 イスラエル軍は28日、戦車をラファ中心部に進めるなどイスラム組織ハマスへの攻撃を継続。カービー氏は「多数の部隊を編成し、地上の複数の目標に対し、ある種の連携した作戦を展開しているのは見ていない」と指摘し、バイデン米政権が反対してきたラファの避難民密集地域への大規模作戦には当たらないとの認識を示した。

 国防総省のシン副報道官も記者会見で、イスラエル軍の作戦規模は「限定的だ」と強調した。