ガザ南端ラファからの避難者、3週間で100万人 国連発表

AI要約

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ラファから過去3週間で約100万人が避難したと発表。

安全な避難先がなく、避難民は爆撃や食料不足、生活環境の悪化に苦しんでいた。

国際社会の非難が集まる中、イスラエル軍のラファ攻撃は続いており、被害が拡大している。

ガザ南端ラファからの避難者、3週間で100万人 国連発表

(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は28日までに、パレスチナ自治区ガザ地区最南部のラファから過去3週間で約100万人が避難したと発表した。

UNRWAはX(旧ツイッター)への投稿で、安全な避難先はなく、絶え間ない爆撃と食料や水の不足、山積みのごみ、劣悪な生活環境に耐えながらの避難だったと指摘。「来る日も来る日も、支援と保護はほぼ不可能になっている」と訴えた。

イスラエル軍がラファへの空爆と地上作戦を強化する前の時点で、同市にはガザ地区のほかの地域から100万人以上の避難民が集まっていた。イスラエル軍はラファの一部地区に退避命令を出した。

イスラエルのラファ攻撃に対しては国際社会の批判が集中し、国際司法裁判所(ICJ)が攻撃停止命令を出していた。

26日にラファの難民キャンプがイスラエル軍の空爆を受け、少なくとも45人の死者が出たことに対し、国際社会からの非難がさらに強まっている。