英首相、18歳の兵役導入案擁護 与党保守党からも批判噴出

AI要約

与党保守党が勝利した場合、スナク英首相は18歳に対し兵役または地域社会参加を義務付ける考えを表明。この案には批判もあり。

スナク氏は計画を擁護し、安全な未来を作る手段だと強調。1年間の奉仕活動か軍隊での選択が可能。

ベーカー北アイルランド担当相は政策内容を批判し、立案過程の透明性についても不満を表明。

英首相、18歳の兵役導入案擁護 与党保守党からも批判噴出

[ロンドン 27日 ロイター] - スナク英首相は、7月4日の総選挙で与党保守党が勝利した場合に18歳を対象に12カ月間の兵役または地域社会への参加活動を義務付ける考えを表明したことについて、適切な時期に「大胆な行動」を取っていると擁護した。同案には与党内を含め批判が出ている。

ロンドン近郊で遊説したスナク氏は記者団に「正しい措置と考えている。これが国民とわが国に安全な未来をもたらす方法だからだ。明確な計画であり、大胆な行動だ」と語った。

計画では、対象者は1年間、毎月1回週末に地域の奉仕活動に参加するか、1年間軍隊で過ごすかを選べる。

ベーカー北アイルランド担当相は政策の内容を批判。また立案の過程が不透明と反発し、同氏は「候補者が(政策に)関与しておらず、関係閣僚でさえ政策発表に驚いている」と述べた。