台湾の参加、今年も認めず WHO総会が開幕
世界保健機関(WHO)の年次総会が開幕し、台湾のオブザーバー参加が認められないことが決定した。
中国が「一つの中国」原則を理由に反対し、台湾は17年から総会に参加できない状況が続いている。
過去には台湾が2009年から2016年まで総会に招かれていたが、中国との緊張が背景にある。
【パリ時事】世界保健機関(WHO)の年次総会が27日、ジュネーブで6月1日までの日程で開幕した。
非加盟の台湾が求めるオブザーバー参加は、今年も認めないことが決まった。加盟国の中国が「一つの中国」原則を理由に反対。パキスタンも「中国の立場を支持する」と同調した。
台湾は2009~16年に総会に招かれた。しかし、中国との緊張の高まりを背景に、17年からは参加できない状況が続いている。