人質8人死亡か ロシア刑務所たてこもり、狙撃手が実行犯を「制圧」

AI要約

ロシア南部ボルゴグラード州の刑務所で受刑者が職員らを人質に立てこもり、ロシア国家親衛隊のスナイパーが実行犯4人を制圧。死亡者8人の内訳は職員4人と受刑者4人。

犯人は麻薬密売などの罪で服役中で、ISとの関係も指摘されるが、動機は刑務所内の待遇への不満だとされる。

刑務所では犯人が職員8人と受刑者4人を人質に取り、銃撃戦の末に犯人2人が死亡し、2人が重傷を負った。

人質8人死亡か ロシア刑務所たてこもり、狙撃手が実行犯を「制圧」

 ロシア南部ボルゴグラード州の刑務所で受刑者が職員らを人質に立てこもった事件で、ロシア国家親衛隊は23日、同隊のスナイパーが実行犯4人を「制圧」したと発表した。インタファクス通信が伝えた。当局は職員4人が死亡したと明らかにしたが、独立系メディアは人質の受刑者4人を加えた計8人の人質が殺害されたと伝えている。

 刑務所によると、犯人は職員8人と受刑者4人を人質に、刑務所内の1室に立てこもった。死亡した職員4人のほか、複数の職員と受刑者4人が負傷したという。

 ただ、複数の独立系メディアが受刑者4人も殺害されたと伝えたほか、銃撃戦で犯人2人が死亡し、2人が重傷を負ったという情報もある。

 4人は麻薬密売などの罪で服役していた。過激派組織「イスラム国」(IS)とも関係があったとの情報もあるが、襲撃の動機は刑務所での待遇への不満だという。