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「ガザのようなこと起きない」来日中のマレーシア・アンワル首相が会見、中台関係を楽観視
マレーシアのアンワル首相が東京で記者会見を行い、中国の動きや中台関係について楽観的な見方を示した。
アンワル首相は中国との関係を重視しつつ、東シナ海や南シナ海での状況についても紛争への懸念はないと述べた。
さらに、カタールでのハマス幹部との会談やイスラエルとの関係にも触れ、2国家解決を求める姿勢を示した。
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来日中のマレーシアのアンワル首相は24日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。台湾の頼清徳新政権の発足直後、周辺海域で軍事演習を行った中国に言及し、「ロシアとウクライナや、イスラエルと(パレスチナ自治区)ガザのようなことが起きるとは思っていない」と述べ、今後の中台関係について楽観的な見方を示した。
アンワル氏は「岸田文雄首相とも中国の習近平国家主席とも良い関係」だと強調。東シナ海、南シナ海での中国の動きについて「紛争につながるものではない。中国と不穏な空気になることはない」と述べた。「一つの中国」原則を支持しているが、米中、中台の諸問題の「平和的な解決を祈る」とした。
14日にカタールでイスラム原理主義組織ハマスの幹部と会談したことにも触れた。「友人として接した」と話し、人質の解放や「2国家解決」の受け入れを求めたと明かした。一方でイスラエルに「残虐な行為」の即時停止も求めた。
アンワル氏は23日には岸田首相と会談。昨年末に「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされた両国関係の発展を目指し、幅広い分野での協力を進める考えを表明した。(桑村朋)