UNRWAが食料配給停止 ガザ南部、人道危機悪化も

AI要約

国連UNRWAがガザの支援物資配給を停止、パレスチナ難民の食料支援が困難に

イスラエル軍の限定的地上作戦により安全確保不可能と判断

世界食糧計画も物資不足により食料配給を停止、飢餓状態の拡大懸念

 【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は21日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファにある支援物資の倉庫や配給拠点に近づけなくなり、避難民らへの食料配給を停止したと発表した。イスラエル軍がラファで進める限定的地上作戦が拡大し、安全を確保できないとしている。

 支援活動の中心となるUNRWAの食料配給停止で、ガザの人道危機はさらに悪化しそうだ。世界食糧計画(WFP)も21日、中東メディアに対し、物資不足のためラファでの食料配給を停止したと明らかにした。「大量の物資搬送を再開しなければ、飢餓状態が広がる」と訴えた。