マレーシア首相、中台情勢を楽観 「ウクライナ、ガザと違う」

AI要約

マレーシアのアンワル首相は、中台間の緊張が続く中で軍事活動の活発化が除けば、不必要な挑発や戦闘は起きないと楽観していると述べた。

紛争に発展する可能性は低いとの見通しを示し、米中や中台間の緊張が高まれば地域全体に影響が出ることを警告した。

中国軍の台湾周辺での演習についても触れ、平和的な方法で問題が解決されることを望んでいると訴えた。

 マレーシアのアンワル首相は24日、東京都内の日本記者クラブで会見し、緊張が高まる中台間の情勢について、「軍事活動の活発化を除けば、不必要な挑発や戦闘は起きないと楽観している」と述べた。

 「ロシアとウクライナでもなければイスラエルと(パレスチナ自治区)ガザでもない」と指摘し、紛争に発展する可能性は低いとの見通しを示した。

 中国軍は23日から2日間の予定で、台湾を取り囲む形での演習を実施している。アンワル氏は、米中や中台間の緊張が高まれば地域全体に影響が出るとして、「平和・友好的な方法」で収束することを望むと訴えた。