感謝すると言って嘲笑…「医師ブラックリスト」を掲載した辞職専攻医を拘束=韓国

AI要約

復職医師ブラックリストの流布により、辞職専攻医が拘束される事件が発生。

拘束前被疑者尋問でストーキング処罰法違反の疑いが持たれたJ氏が拘束される。

J氏が医療関係者の個人情報を掲示したリストを製作し、ストーキング行為が問題視される。

 「復職医師ブラックリスト」を作成、流布した辞職専攻医が拘束された。専攻医の集団行動がはじまって7カ月。初の拘束事例だ。

 ソウル中央地裁のナム・チョンギュ令状担当部長判事は20日、ストーキング処罰法違反の疑いが持たれているJ氏の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)終了後、「証拠隠滅の恐れがある」として拘束令状を発行した。

 J氏は今年7月から、医師と医学部生のオンラインコミュニティー「メディスタッフ」とテレグラムのチャンネルに、医療現場に残った専攻医と、医学部の授業に復帰した医学部生の実名、病院名、大学名などが記されたリストの掲示を開始。先月、国外のウェブサイトに登場した別の「ありがたい医師」リストも、J氏が作成した最初の資料にもとづいて作成されたものだ。

 ストーキング処罰法に規定されたストーキングには、相手の意思に反して個人情報を持続的に伝送、掲示する行為が含まれる。J氏は個人情報保護法違反の疑いで立件されているが、警察はJ氏が持続的、反復的な嫌がらせ行為をおこなったとみて、ストーキング処罰法違反の疑いで19日に拘束令状を請求していた。

コ・ナリン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )