南部州、投票数を手作業で集計へ 米大統領選、確定大幅遅れか

AI要約

米大統領選の激戦州、南部ジョージアの選挙管理委員会は20日、各投票所で手作業による集計を決定した。

共和党候補のトランプ前大統領に近い選挙委員らが透明性向上を目的として支持し、結果の確定が遅れる可能性や混乱の恐れがあるとの批判がある。

投票箱が開封されることで不正や投票用紙紛失のリスクが高まると懸念されている。

 【ニューヨーク共同】米大統領選の激戦州、南部ジョージアの選挙管理委員会は20日、各投票所で投票総数を手作業で集計すると決めた。米メディアによると、共和党候補のトランプ前大統領に近い選挙委員らが透明性向上のためとして支持した。結果の確定が大幅に遅れる可能性や、ミスで混乱する恐れがあると批判が上がっている。

 州司法長官(共和党)の事務所も「このようなルールを認める法規定はどこにもない」と主張。選管の権限を越えているとして反対していた。

 通常、投票箱は投票所で開封せず、開票所に運ばれる。今回の決定を受けて各投票所で開封されれば、不正や投票用紙紛失のリスクが高まるとみられる。