国連総会、パレスチナ決議を採択 イスラエルに占領終結要求

AI要約

国連総会がイスラエルに対しパレスチナ占領政策を1年以内に終わらせるよう求める決議を採択した。

決議は占領地からの撤退や土地の返還、入植地建設停止などを要求し、武器供与も制限する内容となっている。

総会決議は法的拘束力はないが、国際社会の圧力が一層強まることが予想される。

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は18日午前(日本時間19日未明)、開会中の特別会合で、イスラエルに対しパレスチナ占領政策を1年以内に終わらせるよう求める決議を日仏中ロなど124カ国の賛成多数で採択した。

 イスラエルや米国など14カ国が反対し、英独など43カ国が棄権した。

 決議は、占領地からのイスラエル軍撤退や土地の返還、新たな入植地建設の停止を要求。各国には、占領地で使用される可能性がある場合、イスラエルに武器を供与しないよう要請した。総会決議に法的拘束力はないが、パレスチナ自治区ガザで軍事作戦を続けるイスラエルに対する国際社会の圧力が一層強まる形になった。