難民政策の「厳格化」表明 オランダ国王が施政方針演説

AI要約

オランダのウィレムアレクサンダー国王は右派連立政権の施政方針演説で、難民政策をより迅速、より厳格、より穏当にすると表明。

国王は難民がインフラや共存に負担をかけるため、難民認定申請数を減らすことを全力で取り組むと述べた。

王子の日には施政方針演説の他、ハーグでは王室メンバーによるパレードも行われ、見物人がオランダ国旗を振って歓声を上げた。

【AFP=時事】オランダのウィレムアレクサンダー国王(King Willem-Alexander)は17日、議会でディック・スホーフ(Dick Schoof)首相率いる右派連立政権の施政方針演説を読み上げ、同国は「より迅速、より厳格、より穏当な」難民政策を採ると表明した。難民が「インフラや共存のあり方の負担となっている」ためだとしている。

 国王は「(内閣は)難民認定申請数を減らすために全力を尽くす」「キーワードは、より迅速、より厳格、より穏当に、だ」と述べた。

 17日は「王子の日」に当たり、この日の施政方針演説の読み上げはオランダでは重要な政治イベントとなっている。

 ハーグ(The Hague)では王室メンバーによるきらびやかなパレードも行われた。伝統的な衣装を着た従者を従え、王室の紋章が施された金色の馬車が通ると、道路沿いに集まった見物人はオランダ国旗を振って歓声を上げた。【翻訳編集】 AFPBB News