米中、北京で防衛政策対話 南シナ海や対ロ支援に懸念

AI要約

米中両政府が北京で国防対話を開催し、南シナ海情勢や中国のロシア防衛産業支援について協議。

バイデン大統領と習近平国家主席が国防対話の再開を合意し、関係安定化に向けた取り組みを強化。

国防対話は両国間の信頼構築に貢献し、今後の安全保障上の課題に対処するための重要な枠組みとなる。

 【北京、ワシントン共同】米中両政府は15日、両国間の国防対話の枠組み「防衛政策調整対話」を14、15日に北京で開いたと発表した。米側は国防総省のマイケル・チェイス副次官補が参加し、中国とフィリピンが領有権を巡り対立する南シナ海情勢や、中国によるロシアの防衛産業支援について懸念を表明した。

 国防対話はバイデン大統領と習近平国家主席が昨年11月の首脳会談で再開に合意し、今年1月にもワシントンで開催した。米側には、米中の関係安定化に向け、国防当局間による対話を継続する狙いがある。