米ボーイング社で16年ぶりのスト 3万人超の参加で航空機生産に影響が出るおそれも

AI要約

ボーイング社の労働組合が13日からストライクに入り、16年ぶりの決行となった。協定案への不満から労組側は95%が反対し、航空機の生産に影響が出る可能性がある。

ストは、737マックスや777型機を製造するワシントン州の工場で働く労働者を中心に約3万3000人が参加している。

もしストが16年前と同じ規模に発展した場合、30億ドル以上の損失が出ると見られている。

米ボーイング社で16年ぶりのスト 3万人超の参加で航空機生産に影響が出るおそれも

 アメリカ航空機大手ボーイング社の労働組合は、13日からストライキに入りました。2008年以来16年ぶりのスト決行で、長期化すれば航空機の生産に影響が出る可能性もあります。

 ボーイングは8日、4年間で25%賃上げすることなどを含む協定案で労組側と暫定合意しましたが、組合による12日の投票では、協定案への不満から95%が反対しました。

 ストは、ボーイング社で最も売れている737マックスや777型機を製造するワシントン州の工場で働く労働者を中心に、約3万3000人が参加しています。

 アメリカメディアによると、ストが16年前と同じ規模に発展した場合30億ドル、日本円で約4200億円以上の損失が出るとみられています。(ANNニュース)