「半導体大国」狙うインドでセミコン開催 ルネサス社長「協働」訴え

AI要約

印首相が半導体関連展示会でインドの半導体産業の発展を強調。

インド政府がサプライチェーン分散の必要性を叫び、関連企業の誘致を進める。

展示会には国内外の企業関係者が参加し、半導体製造拠点の設立なども発表。

「半導体大国」狙うインドでセミコン開催 ルネサス社長「協働」訴え

 半導体関連の企業などが一堂に集まる展示会「セミコンインディア」が11日、インドの首都ニューデリー近郊の会場で始まった。コロナ禍や米中対立でサプライチェーン(供給網)の分散の必要性が叫ばれるなか、インド政府は関連企業の誘致を積極的に進めている。

 開会式に参加したモディ首相は、「インドが半導体の超大国になるために、必要なことは何でもする」と強調。集まった企業関係者らに進出や投資を呼びかけた。

 セミコンにはインド政府の関係者や地元企業のほか、欧米や日本など各国の関連企業も参加。13日まで開かれる。

 インドの現地企業などとの合弁で、現地に半導体の組み立て・検査の工場を建設すると発表しているルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長は、「インドの皆さん、顧客、利用者らと協働し、共に成長してきたい」と話した。