SiCパワー半導体…ローム、中国車載部品大手に長期供給

AI要約

ロームは、UAESとの長期供給契約を結び、SiCパワー半導体デバイスを供給することを発表。

契約期間は5年以上で、主に電気自動車(EV)用のOBCやインバーターモジュール向けに供給される。

SiCはEVのインバーター開発に重要であり、両社は技術交流を重ねてきた関係性がある。

SiCパワー半導体…ローム、中国車載部品大手に長期供給

ロームは、中国車載部品大手ユナイテッド・オートモーティブ・エレクトロニック・システムズ(UAES、上海市)と炭化ケイ素(SiC)パワー半導体デバイスの長期供給契約を結んだと発表した。契約期間は5年以上で、供給するSiC半導体の数量や金額は非公表。電気自動車(EV)用オンボードチャージャー(OBC)やインバーターモジュールなどにローム製SiCを供給する。

SiCは効率的なEVのインバーター開発において重要なアイテム。ロームとUAESは2015年、SiCパワーデバイスを搭載した車載アプリケーション開発を目的に、技術交流を始めた。20年にUAES本社内にSiC技術の共同研究所を設置し、21年にロームがUAESの優先サプライヤーになった。