米英外相がキーウ訪問、新たな支援発表 長距離攻撃容認は継続協議

AI要約

米国と英国の外相がウクライナのキーウを訪問し、新たな支援策を発表するも長距離ミサイル攻撃容認に関しては方針を明確にせず。

ブリンケン長官とラミー外相は7億ドル以上の支援策を発表。空襲警報の中中止される献花式、ゼレンスキー大統領の米訪問も予定。

ウクライナ情勢に関する協議は今後も数週間続き、ウクライナの勝利に向けた支援が続く見通し。

米英外相がキーウ訪問、新たな支援発表 長距離攻撃容認は継続協議

Daphne Psaledakis Olena Harmash

[キーウ 11日 ロイター] - 米国のブリンケン国務長官と英国のラミー外相は11日、ロシアの侵攻を受けているウクライナの首都キーウ(キエフ)を共に訪問した。米英は新たな支援策を発表。ただ、ウクライナが求める長距離ミサイルを使ったロシア領内への攻撃の容認については新たな方針は示さなかった。

ブリンケン長官は記者会見で「長距離攻撃についても討議した。討議の結果をワシントンに持ち帰り、大統領に報告する」と発言。ラミー外相は「注意深く耳を傾け、ウクライナが勝利するために必要なさまざまな問題について協議している」とし、協議はこの後も数週間続く可能性を示唆した。

ブリンケン氏は、ウクライナに対する7億ドルを超える支援策を発表。ラミー氏も追加的に6億ポンド(7億8100万ドル)の支援を提供すると明らかにし、「米国と共に必要な限りウクライナを支援する」とする声明を発表した。

ブリンケン氏とラミー氏のキーウ訪問中、記者会見の前と後に空襲警報が発令され、両氏が出席する予定だった献花式は中止された。空襲警報は弾道ミサイルの脅威があったことで発令されたとみられているが、標的などの詳細は不明。

ウクライナのゼレンスキー大統領は月内に米国を訪問する。