【英国】英失業率、4.1%に改善 平均給与は5.1%上昇=伸び減速

AI要約

英国の失業率が2月以来の低水準の4.1%に下がった。就業者数は増加し、就業率も上昇した。

18~24歳の若年層では失業率が上昇し、求職者手当申請者数も増加した。

週当たり平均給与は前年比5.1%上昇し、業種別には製造や金融が高い伸びを示した。

【英国】英失業率、4.1%に改善 平均給与は5.1%上昇=伸び減速

 英政府統計局(ONS)は10日、7月(3カ月ベース)の失業率が4.1%になったと発表した。前月から0.1ポイント下がり2月以来の低水準となった。

 失業者数は143万7,000人と、前月から約2,000人増えた。就業者数は約13万8,000人増え、3,323万2,000人だった。就業率(16~64歳)は74.8%と、前月から0.3ポイント上昇した。

 18~24歳の若年層に限ると、7月の失業率は13.3%と前月から1.3ポイント上昇。失業者数は約5万3,000人増え、49万8,000人だった。

 英国は求職者手当を受ける資格のない人も含めるILO(国際労働機関)基準を採用している。8月の求職者手当申請者数は、前月から1.3%増の179万2,400人だった。

 ■平均給与の伸びは減速

 7月(3カ月ベース)の週当たり平均給与(ボーナス除く)は647ポンドと、1年前から5.1%上昇。伸びは前月から0.3ポイント減速したが、7月のインフレ率(2.2%)を上回った。

 業種別に見ると、製造は5.9%、金融は5.4%それぞれ上昇した。サービスは5.1%上がった。卸売り・小売り・ホテル・レストランも4.7%伸びている。

 ボーナスを含む給与は689ポンドと4%上昇。伸びは前月の4.6%から減速した。[労務]