プーチン氏、ソ連時代の大演習「復活」 中国含む400隻以上が参加

AI要約

ロシアのプーチン大統領が、太平洋などで行われる大規模軍事演習「オケアン2024」にオンライン参加。演習は旧ソ連海軍の過去最大の演習を復活させ、米国への牽制を狙っている。

演習には9万人以上の兵士や400隻以上の艦船、120機以上の航空機が参加し、最新兵器を訓練。中国の軍艦や軍用機も参加し、15カ国が参観に招待されている。

プーチン氏は演習を通じ、米国の軍拡に対抗し、侵略を撃退する準備が必要であり、核戦力などの増強を進める考えを示している。

プーチン氏、ソ連時代の大演習「復活」 中国含む400隻以上が参加

 ロシアのプーチン大統領は10日、太平洋などで400隻以上の艦船が参加する海軍の大規模軍事演習「オケアン(大洋)2024」にオンラインで参加した。ロシアメディアによると、オケアンは「世界最大」をうたった旧ソ連海軍の演習名で、「復活」により、ウクライナ侵攻で対立する米国を牽制(けんせい)する狙いとみられる。

 プーチン氏は「(ソ連崩壊以降の)過去30年でこのような大規模な海の演習は初めてだ」と強調。米国の軍拡に対抗するため「侵略を撃退する準備が不可欠だ」と述べ、核戦力などの増強を進める考えを示した。

 ロシア国防省によると、演習は太平洋や北極海、地中海などで10~16日に実施。9万人以上の兵士と400隻以上の艦船、120機以上の航空機が参加し、最新兵器などを訓練する。

 ウクライナ侵攻後も密接な関係を続ける中国の軍艦や軍用機が参加するほか、15カ国を参観に招待したという。