ロシア海軍が9万人演習 中国参加、日米欧を威嚇

AI要約

ロシア国防省は、大規模な海軍演習「オケアン2024」を始めたことを発表した。

演習には400隻以上の艦艇、120機以上の航空機、9万人以上の兵員が参加し、16日まで続く。

日本海では中国海軍も参加し、ロシア海軍として初めての広範な海域での演習となる。演習の目的は海軍力の誇示と日米欧への威嚇だ。

 ロシア国防省は10日、大規模な海軍演習「オケアン(大洋)2024」を始めたと発表した。

 太平洋や北極海、地中海、カスピ海、バルト海で艦艇400隻以上、航空機120機以上、兵員9万人以上が参加し、16日まで続ける。

 極東ウラジオストク沖の日本海では中国海軍が合流。ペスコフ大統領報道官によると、広範な海域で同時実施される演習はロシア海軍として初めてという。ウクライナ侵攻では黒海艦隊の旗艦「モスクワ」が撃沈され、ロシアの威信に傷が付いた。演習で海軍力を誇示し、日米欧を威嚇する狙いとみられる。