イスラエルがガザ空爆、48時間で61人死亡=パレスチナ医療関係者

AI要約

パレスチナ自治区ガザ全域でのイスラエル軍による空爆で少なくとも61人が死亡

停戦に向けた外交努力が行われているが、交渉は難航

ガザ地区でのポリオ予防接種は一時的な戦闘休止によって半数以上に実施された

イスラエルがガザ空爆、48時間で61人死亡=パレスチナ医療関係者

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 7日 ロイター] - パレスチナの医療関係者は7日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ全域への空爆で過去48時間に少なくとも61人が死亡したと明らかにした。

避難民が身を寄せる北部のガザ市とジャバリアの学校だった場所への空爆では少なくとも12人が死亡したという。

イスラエル軍は敷地内で活動していたイスラム組織ハマスの戦闘員を標的にしたとしている。

パレスチナの医療関係者はガザ市の住宅への攻撃では5人が死亡し、7日には合計で28人が死亡したと述べた。

ハマス、ガザの過激派「イスラム聖戦」、パレスチナ自治政府主流派ファタハの武装部門はガザ全域で対戦車ロケット弾や迫撃砲弾でイスラエル軍と交戦したと明らかにした。

仲介国カタール、エジプト、米国が停戦に向けた外交努力を行っているが、交渉は難航している。

米国は新たな提案を準備しているが、イスラエルとハマスの溝は依然として大きく、打開の見込みは薄いとみられる。

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は、より詳細な提案が今後数日中に示されると述べた。

こうした中、国連当局者によると、一時的な戦闘休止によってガザ地区で進められているポリオ(小児まひ)予防接種は対象となる子ども64万人のうち半分以上に実施された。