世界食料価格指数、8月は小幅低下 穀物など下落=FAO

AI要約

8月の世界食料価格指数はわずかに低下し、乳製品と植物油の価格が上昇した一方、砂糖、食肉、穀物が下落した。

世界食料価格指数は前年比で1.1%低下し、2022年3月の過去最高水準からは24.7%低下している。

FAOは世界穀物生産量予測を引き下げ、欧州連合、メキシコ、ウクライナにおける粗粒穀物の収穫高が影響を受けている。

世界食料価格指数、8月は小幅低下 穀物など下落=FAO

Maytaal Angel

[ロンドン 6日 ロイター] - 国連食糧機関(FAO)が6日発表した8月の世界食料価格指数は120.7と、7月改定値の121から小幅に低下した。乳製品と植物油の価格が上昇した一方、砂糖、食肉、穀物が下落したことを受けた。

前年比では1.1%の低下となったほか、ロシアによるウクライナ侵攻後に付けた2022年3月の過去最高水準からは24.7%低下している。

FAOは別の報告書で、24年の世界穀物生産量予測を280万トン引き下げ、ほぼ前年並みの28億5100万トンとした。

高温で乾燥した天候により、欧州連合(EU)、メキシコ、ウクライナにおける粗粒穀物の収穫高見通しが引き下げられたことが主な要因という。